夫婦になってもお互いを理解し合おうという気持ちが大事

当川崎生田相談室で成婚された50才代の男性から連絡がございました。

奥様とは入籍をし一緒に生活していても、上手くいっていないご様子で、仲人に話を聞いてほしいので、夫婦で伺いますとのことでした。
奥様とは成婚時にお二人でご挨拶に来てくださいましたので、一度お会いしています。
そこでたまプラーザの個室のある喫茶店で、お二人のお話を伺いました。

男性とは当川崎生田相談室に登録をしていた男性ですから、何度もお会いしていますし、旅行に行ってきたときなどはお土産をわざわざ持ってきてくれたりして、気持ちの優しい、お話が大好きな方でした。
奥様は上品で、言葉もゆっくりで気持ちのこもった話し方をする方で優しい方でした。

お二人の話を伺うと、共働きの為かお互いにゆっくり話合ったり、一緒にテレビを見たりする時間がなく、一日に全く会話をすることがないことも頻繁にあるようでした。
男性としては、奥様には傍に来てもらい今日一日のたわいない話をしたいようですし、奥様としては、いろいろ家事もあり、明日の準備もあるようですし、手際よくさっさとできない性分だと言っておりました。
それに対して男性は、家事は嫌いではないし、一人で生活してきたので何でも一通りできるのだから、何でもやるよと。

男性は奥様に甘えて欲しいんだなと思いました。

奥様は寝る直前までになっても、今日やるべきことはやっておきたいタイプのようでした。
最初男性は、奥様とは反対方向を向いて話、奥様は時には涙を浮かべて男性に訴えている様子でしたが、お二人の優しい気持ち、この関係性を大事にしたい気持ちは仲人には伝わってきました。

結婚当初はどなたも経験すると思いますが、育ってきた環境も、考え方も、価値観も全部違う人間が、結婚すると同じ屋根の下で暮らすには、お互いの協力、理解しようとする気持ち、違う人間として認めてあげることに、時間はかかると思います。

ただ二人だけの考えでは平行線になる場合も多いので、私のような仲人でも、親しい友人でも交えて話し合うことが、問題が解決するわけではないですが、改めて夫婦の考えを新鮮に感じたり、お相手がどのような気持ちだったのかが、明快にわかる事もあると思います。

このご夫婦もこの問題をきっと乗り越えてくれると確信しました。
帰り道のたまプラーザ駅の周辺は桜の木がたくさん植えられていますが、3分咲き位でしょうか?
多くの人がスマホを掲げて写真を撮っていました。
4,5日もすれば満開の花が見られるでしょうね。
花冷えのする日でした。

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