4月26日 その人が弱いからではない

新聞に載っていたのですが、この映画は10代で依存症に陥った息子を持つ父親と、
息子が書いた著書に基づく実話だそうです。
「彼(息子)はどうして薬物に手を出したのでしょうか?」と記者会見等で聞かれた時に父親は、
「そこは大事じゃないんだよ。重要なのは、これが実際に起こっているということ。
そしてその人が弱いからではないということだ。
もちろん薬物は避けるべきで、それは伝えるさ。
でも何よりも僕らがやるべき事は現実に目を向けることだと思う」と。
父親の言っていることが胸に響きました。
私達が会員様から伺うお相手の状況。
例えば、お茶をご馳走してもお礼を言わない方。
メールをしても忘れた頃に返信がくる方。
お見合いの席でほとんど話をしない方。
父親が言う、これが実際起こっているということ。
勿論、仲人として注意をしますが、父親が言っている「それがその人の弱さではない」ということです。
仲人としては、なぜご馳走になったらお礼が言えないのか、
メールの返信に、せめて翌日には送信できないのか。
お見合いの席でなぜ話をしないのか。
先方の担当者を存じ上げている場合は、その状況をお電話で伺うことがあります。
すると、「そうなんだ~!」、「そうだったの~!」と、
一見、大人の対応とは思えないことでも、理由があることがあります。
私達仲人は、その人の心の奥底まで堀下げ、理解して差し上げることも、
大事な役目かもしれませんね。

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