6月7日 結婚相談所でお見合いをするときは、ある程度マニュアル化されていますが、その先、交際になってからが、応用編です

テレビで見かけるのですが、サバイバルゲームってありますよね。
道具や食料を一切持たず、無人島などで数日間を生き抜くという企画みたいなもの。
水や食料を調達するのにいかに大変かが良くわかります。
その上火をおこし、住む場所を確保しなければなりません。
水にしても食料にしても簡単に手に入る便利さにすっかり慣れている私たちは、
大昔は生きていくこと自体大変だったろうなと思います。
ある民俗学者は「人間一人ひとりの身の回りのことについての処理の能力は、過去に比べて著しく劣っている」とありました。
確かに、遠くのものを見極める視力も昔に比べれば劣っていると思います。
食料を調達する道具も自分たちで考え、知恵を絞って作らなければなりません。
それとは反対に現代は、物はある程度便利にできているけれど、さらに便利に、さらに明解にと、
どこまで行くのだろうとさえ思います。
社会の大きな変化に対して人も変化を求められていると思います。
ただ、人間にとって本当に大切にすべきものは何かを見つめていきたいと思う。
希望を生み出す力や、人間関係の絆も大切にしていきたいものです。
仕事ではマニュアル通りに何度も何度も繰り返し練習することで、体に刻むことができます。
ただその状況に合わせて、応用していく力は、私も苦手ですが、弱くなっているように思います。
結婚相談所でお見合いをするときは、ある程度マニュアル化されていますが、
その先、交際になってからが、応用編です。
第一回目のデートの時はお食事をするくらいまではできますが、
その先二回、三回とデートを重ねるうちに、男性はどこにお連れしたら女性は喜ぶか、相当悩んでいらっしゃいます。
映画は二人で並んで、一切会話することがなく終わってしまいます。
絵画や、芸術鑑賞は、二人が共通の趣味でしたら良いのですが、興味のない方は苦痛かもしれません。
川崎生田相談室の担当者として良くお勧めするのが、一緒に楽しめるような場所です。
共同で何かを作るとか、協力し合ってそこを突破するとか、動きのあるものが良いと思います。
科学博物館などもその回によって違いますが、一緒に電流を起こしたり、
化学反応が面白く表現されて、びっくるする二人が面白い。
パソコンを開いて探せば、何かしらどこかで、楽しめそうなものがあります。
都内に近いお蔭で、そういった場所は、地方の方より恵まれていると思っています。
各大学で、そういった催し物があるのをテレビで知って、しかも無料なので驚きました。
何回かデートを重ねたら、後はお互い少しは慣れてきますので、
どんなものが好きなのか嫌いなのか、食事の好みもだんだんわかってきます。
緊張感も和らいできて、少しはわがままも言えるようになります。
そのわがままも、可愛いと思うか、もうわがままなんだから!と思うかで、
大きな差が出ると思います。
二人一緒だからこそ、どんなことがあっても、希望を持って前に進める。
二人一緒だからこそ、相手を大切に思うことができる。
二人一緒だからこそ、変化にも耐えることができる。
二人一緒だからこそ、何が大切か良くわかる。
昔のように、水や食料を調達するのに、苦労はなくなったが、
希望を生み出す力や、人間関係の絆に苦労をしている人も多いと思う。
二人一緒だからこそ、できることを知ってほしいです。

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