婚活は、楽しいものに!

ある人がギターでも習おうかと思い、先生に付いて熱心に練習を重ねていたそうですが、
練習しても練習しても、指が思うように動かず、ついイライラしてしまう事があったようです。
初めから上手く弾ける事はないにしても、自分の不甲斐さに、情けなく思い、
やはり無理かと諦めかけた時、ある音楽家が助言してくれたそうです。
楽器を早く弾きたくなりたいと思うなら、とにかくゆっくり弾くことですと。
そして、曲が早いか遅いかは表現の違いで本質的には同じ音です。
遅すぎると感じる位のテンポで正確に音を出し少しずつ早めていくのが良いと。
更に、「どんなにゆっくりでも、音楽は楽しいもの。その過程で、自然に指が覚え、耳も育っていきますよ」と言われ、
音を楽しみながら弾く事になったようです。
そうする事により、驚くほど上達したという。
人は誰でも、掲げた目標を一足飛びに達成できたらと良いのにと思いがちだが、
苦労なくてできてしまえば、成長は望めまないと思いますね。
容易でない課題に向き合い、全力で葛藤し、一つ一つ乗り越えていく中で、少しずつ自分が変わっていくものです。
ある哲学者が仰っておりました。
「昨日の自分より今日の自分を、今日の自分より明日の自分が、一歩でも高めようと挑戦していく中に、人との道があると。」
あせらず一歩一歩踏み出しながら自分らしい人生を送っていきたいものです。
昨日、ある方からお電話がありました。
結婚適齢期の息子さんを持つ、親御様からの連絡でした。
息子さんは、長年、他の相談所で婚活をし、約60名近い方とお見合いをしたそうです。
もちろん全てこちら側が断ったわけでは無いですが、それでもなかなか決まらず、
ご本人は、もう投げ出したようでした。
親御さんが「また頑張ろう」と、何度声をかけても、もう耳をかさない状況にあるそうです。
結婚カウンセラーの栗橋は、ちょうどその年代のお子さんを持つ母親の年齢と近いものですから、
親御さんの気持ちがよーくわかります。
また私にも子供がいますので、このお子さんの気持ちもわかるような気がしました。
まして息子さんは男性ですから、自分の気持ちを素直に親に伝える事はなかなかできないし、気恥かしいと思います。
親御さんも婚活をしてこなかったわけではない息子さんに対して、どう接して良いのかわからないでいるのだと思います。
今までもそんな例がありましたが、親御さんに話せないこと、
または自分の気持ち、感情などはカウンセラーの栗橋には言えることもあります。
それは他人だからだと思います。
そんな気持ちもあって、お母様にお伝えしました。
「私のところの相談所は、相談しに来たから、その後必ず登録しなければならない、なんて事は、一切ありません。
私で良かったらいつでもその気持ちを打ち明けてください。息子さんに遊びにいらしてください」と。
更に「相談する事で、息子さんの気持ちが楽になったり、この先の方向性が見えたりしたら、私も嬉しい」と、お話しさせていただきました。
今までのカウンセラーとしての経験で、いろいろな方を見てきましたし、
いろいろなケースもたくさんありますので、きっと参考になるようなお話ができると思います。
婚活とは、楽しいもの、そう願っております。

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